コレステロールと深い関わりのある動脈硬化

動脈硬化は原因によって2種類に分別される

過剰なLDLが血管壁へ侵入。蓄積されることにより血管が狭くなる”アテローム硬化(粥状動脈硬化)”と、高血圧からなる”細動脈硬化”。
基本的にこの二つに分別されるのですが、LDLコレステロール値が高いと高血圧になりやすい体質ができてしまうので、遠からずほぼ全ての動脈硬化にはコレステロールが絡んでいると言えます。
今回は、コレステロールに直接の原因がある”アテローム硬化(寂静動脈硬化)”について説明します。

血管壁の内側から膨れ上がる”アテローム硬化”

アテローム硬化とは、血管壁の内側にLDLが侵入。血管壁のたんぱく質と結合することにより酸化LDLコレステロールへと変化します。
酸化LDLコレステロールは存在するだけで血管壁を傷つける危険物質なのですが、それを餌にするマクロファージがさらに危険です。
白血球の一種であるマクロファージは、酸化LDLコレステロールを摂取することで肥え太ります。そう、血管壁を押し上げてしまうほど太ったマクロファージ。これが”アテローム硬化”の正体です。

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自分の体を害するほど食べるなんて、カラダの持ち主とよく似ていますね。
ちなみに、太ったマクロファージは泡沫細胞と呼ばれます。
血管内が全て塞がれてしまうと心筋梗塞や脳梗塞に。狭まった状態が継続することで、その先の血管への酸素・栄養の供給が滞り、本来の機能が発揮できなくなります。最悪の場合、供給が尽きた箇所から細胞が壊死する恐ろしい病です。

症状のない病が引き起こす最悪の未来

高LDLコレステロール血症とは、読んで字のごとく血管内のLDLコレステロール密度が高まっている状態を指します。この状態が続くと危険な病へと発展します。

冠動脈の内腔が狭まる→狭心症
心臓血管がつまる→心筋梗塞
脳血管内がつまる→脳梗塞
下肢に関する動脈がつまる→下肢閉塞性動脈硬化
他にも高血圧や不整脈など、数え上げればキリがありません。

高LDLコレステロール血症はそれ自体が痛みや吐き気、それに伴う症状を引き起こすわけではないので”沈黙の病気(サイレント・ディズィーズ)”と呼ばれます。
気づいたときには、手遅れなのです。

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