青背魚を食べて健康維持、頭もよくなる
健康を志すうえで、”最適”の食材
飽和脂肪酸の多い肉はLDL(悪玉)値を上昇させます。逆に、青背魚にはLDL値を抑制する不飽和脂肪酸が多く含まれています。
不飽和脂肪酸は、LDLコレステロール値を下げるほか、さまざまな効果を発揮します。
不飽和脂肪酸にも種類があります。その中でも特に注目されているのがこの二つです。
IPA(イコサペンタエン酸)
DHA(ドコサヘキサエン酸)
どちらもLDL値への影響力は低いかわりに、中性脂肪を下げる働きがあります。
どんな魚にどれだけのIPAとDHAが含まれているか見てみましょう。
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・青背魚のIPA・DHA含有量(過食部100g中)
きんき(きちじ)
IPA1469mg DHA1469mg
まいわし
IPA1381mg DHA1136mg
まぐろ(脂身)
IPA1288mg DHA2877mg
さば
IPA1214mg DHA1718mg
ぶり天然
IPA899mg DHA1785mg
さんま
IPA844mg DHA1398mg
さわら
IPA480mg DHA1189mg
あじ
IPA408mg DHA748mg
数値が高いほど、中性脂肪に効果があります。積極的に食卓へ並べたいですね。
体質改善するなら、まず青背魚を食べよう
IPA(イコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)は双方共に血液をサラサラにします。血流が溜まりにくい体質になるので、血栓形成を阻止。動脈硬化や脳梗塞の予防に繋がるのです。
さらにDHAは脳を活性化させる働きもあります。「マグロの目玉を食べると頭が良くなる」と聞いたことはありませんか? あれも、DHAが多く含まれているからなんです。
LDLコレステロールの危険性を含む肉と違い、青背魚にはこれだけのメリットがあります。しかも優秀なたんぱく源です。
ちなみに、魚介類に含まれる「タウリン」というアミノ酸も健康に良いとされています。
イカやタコ、エビやカニなどの甲殻類。または貝類に多く含まれるタウリンは、LDLコレステロール、中性脂肪を減らす働きがあります。さらにHDL(善玉)を増加させ、肝機能やインスリンを高めてくれるイイトコ取りの栄養素です。
以前、これらの甲殻類はコレステロール量が多いとされていた食材ですが、その後の研究結果により、本来のコレステロール量は約半分だったことがわかりました。ぜひメニューへ取り入れてみてください。
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