動脈硬化によって起こりうる心疾患

心臓に必要十分な血液が送られない~狭心症・心筋梗塞

心臓へ酸素や栄養を運んでいる冠動脈はとても重要です。もし、冠動脈が硬化状態となってしまうと血液がつまり、心臓へ十分な酸素・栄養を届けることができ なくなります。そのような状態に起こる病気を「虚血性心疾患」と呼び、なかでも狭心症と心筋梗塞は命にかかわるものです。
 
まず、狭心症はどのような症状なのでしょうか。狭心症には二種類のものがあります。労作性狭心症と安静時狭心症で、労作性狭心症が何か動作をしたことに よって、その動きをきっかけとしておこるものであるのに対し、安静時狭心症は平常時に何もしていない状態で発作を起こしてしまうものです。
 
狭心症の発作についてですが、血管の内側にこぶができてしまい、かなり狭くなってしまった血管は血液が流れにくくなってしまいます。7、8割ほど狭くなる と組織へ酸素と栄養を運べなくなり、そのときに細胞が痛みを感じるのです。まず、締め付けられるようにするどい痛みが前胸の中央に起こります。みぞおちや 背中などが痛くなる(放散痛という)ケースもあります。
 
スポンサーリンク

狭心症の耐え難い痛みは、安静にしていることで5~10分後にはおさまるといわれています。ですが、ニトログリセリンの舌下錠を服用することで痛みを抑えることができます。また、胸にシップを貼ることでも、痛みを軽減します。
 
狭心症の発作は、より深刻な心筋梗塞の前兆として考えられるものもあります。発作の回数が増えたとき、間隔が短くなっている場合などは、注意しなくてはなりません。

激しい痛みとともに心臓の筋肉の壊死を引き起こす心筋梗塞

心筋梗塞とは、血管の内側のこぶに、血栓が完全に詰まってしまいそこから先にまったく血液が送られなくなってしまう状態です。
 
それ以降の体の組織には酸素 と栄養が供給されなくなり、壊死を引き起こします。その際には、狭心症の胸の痛みよりもさらに強い痛みを伴います。冷や汗、吐き気、めまいなども同時に症 状として現れ、ひどい場合にはそのまま気を失ってしまう場合もあります。狭心症とは違い、完全に血管が詰まってしまっているため安静にしているだけでは痛みがひくことはありません。
 
発作時には、迅速に救急車を呼び、循環器の専門医の適切な処置が必要となります。処置が少しでも遅れることで命にかかわることとなります。症状にもよりますが、発作が起きて1~2時間以内に病院に運んでもらうことが大切です。
 
特に、家族に心臓病の人がいる場合や、中性脂肪やコレステロール値が高い方は気をつけなくてはなりません

スポンサーリンク

カテゴリー

最近の投稿