不妊症と判断する定義とは?

不妊症の医学的な定義としては、結婚して2年の間、特に避妊をしなくとも妊娠しない場合を指します。

排卵は1か月に1回起こり、1回の排卵につき出産できる割合は、男女ともにまったく問題がない場合で約10~25%程度です。排卵日に合わせて受精が成立すると、だいたい4~10か月で妊娠できる計算となります。最近では計画的に妊娠するために排卵検査薬などを使用している夫婦も多いですが、排卵日に合わせて受精を成立させるのは思いのほか難しいものです。

もしも、2か月に1回、タイミングが合って受精に至れば、約8~20か月で妊娠できるでしょう。ほとんどの場合は、結婚してからすぐに子づくりに励めば、2年以内に約85~90%の夫婦が子供を授かります。そのため、不妊症の定義が「結婚して2年間、子どもができない場合」となるのです。

しかし、日本の医療保険は不妊症を病気であるとしていません。そのため、不妊治療を受ける夫婦にはその治療費が大きな負担となります。このことが、不妊に悩みつつ治療に踏み出すことができずにいる原因ともなっているでしょう。

他の国、たとえばオーストラリアなどでは、国の働きにより不妊症患者の自己負担額は軽減されます。一般的にも「不妊症は病気であり、治療を受けるべき」という考えが広まっていて、不妊で悩む夫婦も気後れすることなく治療に臨むことができるのです。

 

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