精子は74日間かけてつくられる

男性なら想像するだけで辛くなる、「股間を蹴られたときの痛み」。いったいどうしてあんなに痛くなるのか不思議ではありませんか?

それをご説明する前に、基本的なことですが精子がどのようにつくられるのかご存知ですか? 精子は精巣という臓器でつくられています。ヒトの精巣は陰嚢の中に2つあり、それぞれだいたい約16~24mlの容積があります。精巣は左右にありますが、間を中隔というもので仕切られているため、この左右を頑張って入れ替えようと思ってもできるない仕組みになっています。

精巣は、白膜という固い膜で包まれており、その中は小葉とよばれる部分で200~300ぐらいに分かれています。ひとつの小葉には精細管が3~4本存在し、精子はこの精細管の中で作られます。ひとつの精巣に精細管は1000~1300本ほどあり、これらによって、精子は精巣上体、精管へ向かって運ばれていくわけですね。

この精巣を包む白膜に神経が集中しているため、強い衝撃が加わるとあんなに痛みを感じるのです。大変デリケートな箇所なんすね。局所麻酔で手術をするときでも、患者はこの白膜を切開するときに一番痛みを感じるそうです。ちなみに陰嚢の皮膚にはしわがあり、皮膚はつねってもほとんど痛みを感じません。ちょうど肘の皮膚をつねったような感じといえばわかりやすいでしょうか。

男性の皆さんはまったく意識しないでしょうが、精子は、精細管の中で74日間もかけてつくられます。精粗細胞から精子細胞に、そして精子へと細胞分裂を繰り返すのです。今日もし射精をしたら、出てきた精子は74日前に精粗細胞だったといえるでしょう。

昔からよく「射精をしすぎると赤球が出て打ち止めになる」という噂を聞いたものですが、もちろんそんなわけはありません。精子は次から次へとつくられています。射精の回数が多くなったという理由で精子の数が少なくなるということはないので、安心してくださいね。

 

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