精子と精液の作られる器官は別々にある

思春期の頃から大人になった今まで、何度となく射精を繰り返している男性のみなさんでも、ご存知のない方はいるかもしれませんが、実は精子と精液は別々のところでつくられています

精子は精巣でつくられ、精巣上体、精管へ運ばれていきます。このとき、精子は精液となる分泌液とはまだ混ざっていません。精液というものは精嚢からの分泌液が7割、残り3割が前立腺からの分泌液でできています。精子は精巣から40cmほどもある精管を通り、終点である精管膨大部に到達しますが、このときにやっと精嚢と合流、そしてまずは精子と精嚢の分泌液が混ざって前立腺に送られ、前立腺の分泌液と混ざった段階で精液となります。

ちなみにカウパー腺液という透明な液体は、尿道球腺(カウパー腺)の分泌液のことです。この液は射精前から分泌されています。

子供をこれ以上のぞまない夫婦が、避妊の手段として精管を切断する「パイプカット」という手術を行うことがありますが、この手術をすると、精巣でつくられる精子は出てこず、精嚢や前立腺から分泌される精液は出る、という状態になります。気になる方も多いとは思いますが、射精時の快感が損なわれることはありません。

そして射精はどのようにして起こるのかについてもご説明しておきましょう。男性が性的に興奮しオーガズムに達したとき、脊髄の射精中枢が反応します。その反射で精巣上体が収縮し、精子が精管へと押し出され、精管膨大部まで送られます。そして膀胱側の括約筋が締まって膀胱側への射精を防止し、逆に尿道側の括約筋がゆるみます。この働きにより、圧力がかけられた精液は勢いよく尿道の方へ進みます。これが射精のメカニズムです。

この射精のときの律動は10回ほど連続で起こり、その勢いは1m水柱といわれるほど、非常に高い圧力がかかっているんですね。

また、数日にわたり性行為などで射精がなかった場合は、眠っている間に夢精として排出されるか、タンパク質として体内に吸収されていきます。回数が多いから、また回数が少ないからといって体に害が及ぶようなことはありませんので、ご安心くださいね。

 

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