精子を溜める期間は、長すぎず短すぎずが正解

精液検査をする場合には、精子の採取前に医師から禁欲期間を置くように言われます。だいたい2日~7日ほど空けて採取するように言われるのが一般的ですが、前の射精から3日ぐらい経てば精子の数は元通り増えているはずですから、2~3日でも問題ないことが多いです。

この禁欲期間が短すぎると、精液量が少なくなってしまい、逆に期間を長く置きすぎると、精子の運動率が低下傾向になります。

禁欲期間が短いときには、精子のDNAの損傷率も高くなる傾向がみられるため、たとえば不妊の原因が不明であり、あまり性交の回数が少ないカップルについては、この禁欲を短くすることが有効になることもあります。

自然妊娠を望む場合には、理想的な禁欲期間は2~3日です。なぜかというと、精子の生存期間が3日ほどしかなく、その日数を過ぎると精子が死滅し、だんだん融解していくためです。3日以上精子を溜めたところで濃くなるわけでなく、死滅精子が増えるだけなのです。死滅精子はもちろん非運動精子のため、これらが元気な精子の行く先を邪魔することになってしまいます。

精液検査の精子の採取方法ですが、病院からプラスチックの容器を渡されるので、自分でマスターベーションをし、全ての精液を入れます。もし自宅で採取する場合は、容器に入れて2時間以内に病院に届けなければなりません。

運ぶときにも注意が必要です。精子にいちばんダメージを与えるのは、温めすぎること。精子の質が保たれる理想の温度は、32℃~34℃ぐらいです。これが39℃以上になると精子が弱ったり、死滅してしまいます。温度は室温程度でかまいませんので、くれぐれも使い捨てカイロなどに包んで運んだりしないようにしましょう。もし、自宅から病院までが遠い場合などで、2時間以内に持って行けないときは、病院の採精室で採取することも行える場合が多いです。可能かどうか医師と相談し、OKであれば男性が直接行ってから採取するとよいでしょう。

精子の濃度は体調にも左右されるため、1か月の間に少なくとも2回以上は行ったほうが正しい結果が出るでしょう。検査の精度を上げるためには、1回の検査ではなく、数回の検査を行うことが必要です。体調を崩しているときや、風邪で高熱が出た後なんかは、精子も元気がないため悪い結果が出ることもありますので気をつけてください。

精液検査の他に行う不妊の検査については、基本的な問診、視診、精巣の超音波検査があります。男性の不妊はさまざまな要因があるため、その原因を早く見つけることが重要なのです。

 

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