ノートパソコンの長時間利用が精子に影響あり?

男性の不妊検査の際には、生活習慣についても聞かれます。なぜなら、たばこやお酒、食生活なども造精機能に影響を与えることがあるからです。

たとえば、大豆製品は女性ホルモンの分泌を促すため、女性の不妊に対しては効果があったとしても、男性の精子をつくるためにはあまりよいとはされていません。では、一般的に絶倫になるというイメージがある牡蠣エキスやサプリメント、すっぽんなどは効き目があるかというと、その根拠は特にないのです。また亜鉛を摂取すると精液量が増えるため、効果があるように思えますが、精子形成、精子の質自体には影響することはないということです。

また、精子は熱による影響を受けやすいため、長時間ノートパソコンを膝の上で使用することがあるかどうかや、サウナには頻繁に行くことがあるか、自転車に長時間乗ったりすることがよくあるかなども聞かれます。

別の病気で服用している内服薬などがあればそのことも伝えておくようにしましょう。薬によっては精子に影響が出る場合もあります。ある抗うつ剤は精子の運搬を滞らせることがわかっており、このことが男性の不妊症の原因となることもあるのです。

育毛剤の薬を飲んでいる方も注意してください。とある育毛剤の主成分はフィナステリドですが、これは男性ホルモンを抑制する働きのある抗アンドロゲン薬のひとつで、男性型脱毛症の主原因とされるジヒドロテストステロンが生成されるのを防ぐ働きがあります。血中のジヒドロテストステロン濃度が高いほど男性型脱毛症は進行していくため、これを抑えることによって効果が期待されるのです。

フィナステリドは、かつて前立腺肥大症の治療薬として使われてきました。その副作用としては、精子の数が減ったり、勃起不全になったり、射精障害を起こしたりということが考えられています。適切な用量や使用法を守っていればさほど副作用を気にすることもないのですが、もともと精子をつくる機能が弱い方は、このような内服薬がきっかけとなり、不妊になってしまうこともあるようです。

 

カテゴリー

最近の投稿