不妊治療は男女そろって受けることが重要

欧米などでは不妊の疑いがある夫婦の場合、夫婦で一緒に検査を受け、治療を受けることが一般的です。しかし、日本においてはまだまだ、女性のみが不妊の診察に訪れることが多いのが現状です。また、不妊治療に対する知識もなく、医師からさまざまな治療をすすめられ困惑し、相性の良い病院を探すために転々としてしまうということもあります。

日本の場合、不妊治療の流れとしては女性が産婦人科で女性ホルモン値が正常かどうか、排卵は行われているかなどを検査します。さらに卵管造影や子宮鏡などの検査もすることもあり、そうした結果、女性に異常がみられないと診断されてからはじめて、男性の検査を行うのが一般的です。

男性の検査に移る際は、性交のあった2時間~12時間後に子宮頸管粘液を採取、そこから精子の状態を調べるというフーナーテストか、男性が精液を容器にとって検査をする精液検査をします。フーナーテストの場合は、女性のみが受診すれば良いのですが、精液検査は男性が自分で精液を採取しなければならないため、嫌がる男性も多く、女性が男性にお願いできないということもあるのです。

男性は、不妊の原因は自分にはない、と思い込みがちです。そして、もし自分に問題があるとわかったら自尊心が傷つけられるのでしょう。

とはいえ、最近は男性も優しくなったのか、夫婦そろって受診される方もだんだんと増えてきているようです。これはとても良い傾向ですね。子供を持ちたいという願い、不妊の悩みは夫婦共通の悩みですから、自分は無関係、という態度はいけません。平日は仕事などで受診が難しいという方は、土日診療をしている病院や施設を利用してみてはいかがでしょうか。

理想的な形は、男性側の検査や治療は男性不妊専門医が、女性側の検査や治療は婦人科の生殖医療専門医が担当することです。そして、この専門医同士が情報交換を行うことで、より効率の良い治療となるのです。

そして、重要なのは夫婦ともに信頼できる医師に出会うことです。検査においても治療においても特に女性は痛みを伴う場合がありますから、慎重に医師選びをしましょう。

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