提供卵子を用いての生殖医療

40歳を過ぎている不妊の女性が、自身の卵子で妊娠することは非常に難しく、治療を重ねたとしてもその確率はかなり低いようです。このような加齢に伴い卵巣反応が低下し、体外受精の治療成績が低下した場合や、卵巣形成不全、早発卵巣不全(早発閉経)、または卵巣を摘出した方、放射線治療や化学療法を行った方などは、第三者からの卵子提供を必要としています。

オーストラリアでは、女性が40歳を超えている場合、提供卵子での妊娠を勧められるいうのですから驚きです。海外では当然のように行われているのですが、日本ではまだまだ法整備が進んでいないため、提供卵子を求める夫婦は海外に行って治療をするなど、その金銭的負担やリスクは大きいでしょう。また、第三者の卵子をもらう、ということに対して抵抗のある方も多いのではないでしょうか。

もちろん、第三者の卵子を用いての妊娠ですから、女性は子供との遺伝的なつながりはなくなります。しかし、妊娠や出産の喜びや苦しみなどを経験することはできますし、「お腹を痛めた我が子」です。そして、男性側の遺伝子を受け継いだ子供を産むことができるのです。生まれてくる子供の権利などをどうするかといったような点はまだまだ整備しなければいけないものの、すでに他国では普通に行われていることですし、そういった事例を参考にしながら、日本でもこのような選択肢が一般的になれば良いと感じています。

 

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