子供をもたない、という選択もあり

様々な不妊治療に挑戦したが妊娠しなかった、また今後、治療を継続したときに妊娠できる確率や、身体的負担、金銭的負担を考えたときに治療が困難だと判断したなどの理由から、遺伝的に繋がりのある子供を持つことを断念する夫婦はたくさんいます。しかし、もしそうだとしても、非配偶者間による人工授精や、特別養子縁組などの道はまだ残されおり、これを選択したいという夫婦もいます。不妊治療をしたいという方は、子供を持ちたい、育てたいという強い思いがありますから、このような選択肢を選びたくなるのも無理はありません。夫婦で話し合ってそのような結論を導き出したのだと思いますが、少し冷静になって考えることも必要です。選択肢の中には「子供を持たない」ということもあるのです。

日本では、卵子提供や精子提供のシステムが確立されていません。そのため選択肢はどうしても狭まります。周りの友人はみな子供を持っていて、羨ましいと感じることもあるでしょうけれども、子供を持たずに夫婦ふたりで楽しく暮らすのも良いのでは、と考えることもあります。一度きりの人生ですし、全ての時間とお金を、ふたりだけのために使うのも素敵な生き方だと思います。

実際、不妊治療がうまくいかず、子供をあきらめた夫婦は、とても生き生きとされていることも多いのです。自分たちにできることはすべてやった上でだめだったのだから、それも人生と割り切ることができたのでしょう。

不妊治療を希望する夫婦は、まだ若い方が多いため、さまざまな選択肢を提示してあげることも大切だと感じます。日本は海外に比べて選択肢が狭いと感じますので、その幅が広がるように、日本の政策も考えていくべきでしょう。

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