血圧とは?他の生き物にとっての血圧とは?

血圧は、血液が前に進むための圧力、すなわち、血液の流れる力をいう

人間の体には、全身に張り巡らされた血管があり、そこに血液が流れることで、体の細部にまで、新鮮な酸素や栄養が運ばれるというシステムが確立されています。これは、人間の生命の維持にとって、欠かせないシステムとなっています。

この血液が血管を通って流れてゆくために、心臓は、血液を押し出すポンプのような役割を果たしています。

心臓の働きは、収縮と弛緩といった単調なものですが、この力が「圧」となって、血液に流れる力が与えられるのです。「圧」は、血液が前進する推進力に変わり、血管内を血液が波打つように進む力となります。

このようにして生み出される、血液が流れる力を「血圧」というのです。より具体的には、動脈の血管壁が押される圧力です。

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最高血圧―心臓の縮んだとき、最低血圧―心臓の緩んだとき

心臓の収縮と弛緩に伴い、血液が送り出される力も変わり、「圧」に変化が生じます。心臓がギュッと縮んで血液が送り出されたときが、圧が最も高い状態(収縮期血圧)です。一般には、「上の血圧」などとも呼ばれます。逆に、最低血圧(拡張期血圧)は、心臓が弛緩して、圧の弱くなった状態です。

すなわち、血圧は、血圧の推進力そのものなのです。この血圧があるからこそ、血液は体内を流れ、人は、生命を維持することができるといっても過言ではないでしょう。

 

高血圧のキリン、鳥類と、低血圧の爬虫類、魚類

では、人間以外の生き物の血圧は、どのような状態となっているのでしょうか。興味深い例として、まず、キリンを挙げてみましょう。

キリンの首の長さから考えると、新鮮な血液が脳にまで到達するには、血管内を押し上げる、相当な力、つまり、高い圧が必要なはずです。キリンの血圧を測ってみると、最高血圧が160㎜Hg、最低血圧が107㎜Hgと、人間にいうところの高血圧症であるといえます。

また、鳥類も、激しく羽をはばたかせる必要から、高血圧となっており、カナリアを例にとると、175/154㎜Hgという超高血圧となっています。

他方、地面を這って生活しているような爬虫類や、水中に生息しているような魚類は低血圧で、例としては、トカゲの同14/10㎜Hgや、ニジマスの同40/32㎜Hgなどの調査結果があります。

ちなみに、チンパンジーでは、136/80㎜Hgと、人間に近いものとなっています。

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