一層厳しくなる、高血圧の国際基準

高血圧;140/90以上、正常値;130/85未満

それでは、高血圧、正常値、ともに、どのような値なのでしょうか。

日本高血圧学会の発表している「高血圧治療ガイドライン」によると、成人の血圧は、次ページの表に示されるように、7段間に分類されています。同様に、世界保健機関(WHO)や国際高血圧学会(JNC)などでも、140/90mmHg以上が高血圧であると規定されています。これらは、国際的に通用する基準であるといえます。

7段階となると、ややもすれば、複雑で判りにくい様でもありますが、高血圧症かどうかの基準は、次の2点だといえるでしょう。

高血圧(症)―最高血圧(収縮期血圧)が140mmHg以上、または、最低血圧(拡張期血圧)が90mmHg以上の場合

基準値―最高血圧が130mmHg未満、かつ、最低血圧が85mmHg未満

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最高血圧が135mmHgでも正常とされていた以前とは異なり、高血圧による弊害に対する認識が国際的に広まるにつれ、基準値も厳しいものとなりつつあります。

年齢とともに血圧が高くなるのは、仕方がないことと放置することは、もはや、まったく論外とされるようになってきているのです。

 

「仮面高血圧」は、測定値に表れない高血圧

しかし、「仮面高血圧」といって、実際には、高血圧症にもかかわらず、測定すると、正常値しか示されないという場合があります。

これは、血圧測定の評価がいかに難しいかということと、高血圧症の管理・発見における問題点を象徴するような事例であるといえます。

仮面高血圧は、次のようなものです。

①早朝高血圧―通常は正常範囲であるにもかかわらず、起床直後に血圧が急激に上昇するケース。早朝は、脳卒中や心筋梗塞が起きやすい時間帯なので、とりわけ注意が要されます。

②夜間持続型―夜間から早朝にかけてのみ血圧が上昇し、日中は、正常範囲にあるケース。

③ストレス型―健診時に、ストレスが緩和した状態で測定が行われ、平時よりも血圧が低下してしまうケース。

④ヘビースモーカー型―チェーンスモーカゆえ、常時、高血圧であるにもかかわらず、禁煙状態の健診時にかぎって、一時的に血圧が下がるケース。

その他、「職場高血圧」、「白衣性高血圧」(36ページ参照)などもあり、検査時のチェックに加えて、自己チェックの二重のチェックを勧めます。

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