特定の病気を原因とする「二次性高血圧」

二次性高血圧の原因である病気

何らかの病気を原因とする高血圧を「二次性高血圧」といいます。しかし、その発生頻度は低く、高血圧症全体の2~3%程度となっています。

二次性高血圧の主な種類は、次の通りです。

腎性高血圧

腎臓の病気を原因とする高血圧で、二次性高血圧の中では、70%以上を占めるという具合に、最も多くみられるものです。

腎臓は、血圧と密接な関係を有しており、高血圧が腎機能の低下につながり、逆に、腎機能が低下すると、血圧が低下するという具合に、相互に作用しています。

具体的には、慢性糸球体腎炎、糖尿病性腎症、慢性腎盂腎炎、多発性嚢胞腎、腎化症などです。近ごろは、これらを総称して、慢性腎疾患(CDK)と呼んでいます。

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内分泌性高血圧

これは、内分泌の以上により、ホルモンバランスが崩れることで、高血圧となるものです。

その代表は、原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫などです。この他、甲状腺機能の異常(バセドウ病など)における高血圧などがあります。

血管性高血圧

これは、先天性の血管の異常や炎症などを原因として起こる高血圧をいいます。主に、女性がかかりやすく、その代表的なものとしては、大動脈炎症候群(高安動脈炎)や大動脈狭窄症などがあります。

 

脳の病気や薬剤、および、妊娠中毒症などといった原因

「脳・中枢神経系疾患による高血圧」や「薬剤誘発性高血圧」といったものについてみていきましょう。

脳・中枢神経系疾患による高血圧というのは、高血圧が、脳腫瘍や脳の外傷などによって引き起こされるものです。

薬剤誘発性高血圧は、薬の投与を原因とする高血圧です。原因となる薬は、さまざまに異なりますが、主なものとして、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)やグリチルリチン製剤、漢方薬、エストロゲン製剤などがあります。その他、妊娠時に起こる妊娠中毒症も、浮腫(むくみ)やたんぱく尿とともに、高血圧の原因となります。妊娠時の高血圧は、母体だけでなく、胎児にも影響が及ぶので、適切な処置が必要です。

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